3億円お譲りします

こんにちは、鱗です。
最近、3億円お譲りします、というメールが毎日のように届きます。
もちろん一度もお譲りされません。
譲られる理由も相手にも心当たりがないので、期待せずに迷惑メール処理します。

さて、詐欺の手口にもなっている「訪問販売詐欺」のお話。
電話がかかってきます。例えば区役所や警察署、裁判所や弁護士などを名乗ります。
そうして「肩書のある相手」からの「大変な話」を急に聞くと焦りますよね。
でも今から事情を説明しに行く、あるいは解決するために一度お会いしませんかと言われると、ああこの人に頼れば大丈夫だな、と安心しませんか?

この時、ぜひ相手の指定した日時から少なくとも3日以上延期してください。
それでも訪問して助けてくれるという相手は信じられるかもしれません。なので、信用できるご家族もしくはご近所の方でも構いませんので同席してもらって、三者面談にしてください。
相手の都合に合わせる必要はないのです。一度電話を切って、区役所や警察署に電話をかけてきた相手は本当にその課に在籍しているか、先ほど電話をしてきたが内容をもう一度教えてほしいと聞いてみてください。
いくら急いでいるとはいえ、在籍確認をする時間くらいはあるはずです。
もし本当に在籍していたなら、人間違えや番号間違えで電話をしてしまうこともあります。
相手も人間ですから。そこは、人違いです、と本来連絡が行くべき相手へ届けてください。

家に来る、というご自身の領域に踏み入られる恐怖はあると思います。
そんなときこそ、自分だけではなく第三者の同席をおすすめします。
そしてICレコーダーで内容を録音することも忘れずに。

閑話:渡せないもの

こんにちは、鱗です。
本日は終活のすゝめではありませんので、どうぞゆっくりとしていってください。

我が家にはガジュマルの木がいるのですが、株分けをしたときに、分けたほうを実家に渡そうと思っていました。そうして驚かせたいなと。
ですが、渡したくないな、と思ってやめました。
紙袋に入れて渡す準備をしていたのですが、直前になって、やっぱり嫌だなと。
それだけの理由です。

鱗は気まぐれで気分屋な性分なもので、お出掛けをする直前にやっぱり嫌だなと思ってやめたりすることもよくあります。
ひとり行動がすきなのはそういった気分屋な部分を隠さず、かといって誰かに迷惑をかけることもないので、とても気楽にいられるのです。それでいいのです。
困るのは、予定が詰まり始めると息も詰まるというところです。待ち合わせの予定は相手がいるので、嫌でも待たせるわけにはいかないのでね。それは少ししんどいなぁと思います。

自分を肯定するまでに時間はかかりましたが、おひとりさまと洒落た言い方をせずとも、一匹狼と格好をつけた言い方をせずとも、気分ですべてを変えられるひとり行動が性に合っているのだなぁと。
認めてしまえばそういうこともあるなと。とても楽になれました。
ガジュマルは元の株の子も、株分けした子も、鱗が大切に育てます。サプライズはしません。
渡せないものがあってもいいではないですか。


家を片付ける前のたのしみ

こんにちは、鱗です。
昨日の運転免許証とあわせて、運転しない生活、を考えることが多い今日この頃です。
駅から近いと交通は便利ですが家賃は高い。
家賃はお手頃でも周りにある程度のお店が揃っていないと通販頼りになる。
収入と支出のバランスは今までと同じではいられないので、どこを削るか。
終活だけではなく、今の生活もお片付けを考えなければならないのかもしれませんね。

先日、ずっと手元に置いていた本を手放しました。
新刊が出ないまま数年が過ぎ、読み返すこともないのですが、思い出だけで持っていました。
いつだったかの燃えるゴミの日に、違う本なのですが、本が捨ててあって。
あぁ、本って手放せるんだ。と。
今、180cmの高さで横幅が2mくらいある本棚があるのですが、いつかこの本棚を手放したいなと思っています。そのためには、本棚を別に新調するか本の数を減らすか。
紙の本が好きなので手放したらもう出会えないのではないかなと、こわさもあります。

例えばある程度の広さのあるお家に老後も済むことができれば、本は最期まで一緒にいられると思います。しかし、そのためには家賃がどれくらいかかるか。どれくらいの間取りか。
そして一番厄介なのは、手放した本以上の本をお迎えしているということ。
電子書籍も便利だなと思います。寝転がったまま本が読める、片手で読める。
それでも鱗は紙の本が好きで、ビニールを開封する瞬間のときめきがたまらないのです。

引っ越しは体力も使うので、動けるうちにと思います。
お庭があったら庭いじりもしたくなりますしね。ガジュマルを鉢から出してお庭に植えるのもいいですね。
たのしみが多すぎて片付けがなかなか進みません。

運転免許証のお話

こんにちは、鱗です。
みなさんは身元証明書って何を使っていますか?
顔写真入りと言われると、真っ先に運転免許証を取り出しています。
でもそれがなくなったら?身元証明ができない?とたまに思います。
今日はそんなお話です。

「申請による運転免許証の取消し手続き」と聞くと、免許証を取消し?とちょっとややこしく感じるので「自主返納」などわかりやすく統一してほしいなぁと思います。
運転免許証を自主返納した方は、運転経歴証明書、という顔写真入りの身元証明書としても使用できるものが取得できます。有効期限は無期限なので、身元証明書がなくなってしまうという不安は解消できます。
交付には手数料がかかりますが、タクシーやバスの運賃割引や百貨店の宅配料金の割引など、各都道府県や自治体や地域で異なりますが特典もあります。
バスの本数が少ない地域ではどうしても車がなければ買い物などが不便だと思います。
タクシーを呼んだとしてもすぐに手配してもらえないこともあります。
すぐに決めなくとも、最寄りの警察署や運転免許センターで特典内容を確認してから返納することもおすすめです。
不安なことを少しでも減らしてから返納してください。

仕事や生活に与える影響が大きな運転免許証だからこそ、はやめになくなったときのことを考えることが大切ではないかなと思います。

あなたを支える相手

こんにちは、鱗です。
鱗には大切にしているガジュマルとポトスがいるのですが、自分の死後もこの子たちは生きていくんだろうな、と思うと大変な子をお迎えしてしまったな、と長生きしようと思わせてくれます。
今日はそんな、あなたを支える人間以外の存在についてのお話です。

在宅勤務などでペットを飼う方が増えたというのはよく聞くお話です。
そうしてペット保険などを使ってもペットの医療費は高いので、手放すしかできない、ということも聞きます。
お互い、悲しい思いが最後に残ってしまうのは話を聞くだけでもつらいです。
鱗も何度も生き物の最期を看取ったので、その後のペットロスも経験しました。
支えてくれる存在ですが、金銭的にも精神的にも負担になる部分は少なからずあります。

そのため、一人暮らしでペットを飼っている方にはエンディングノートにそのことも書き留めておいていただきたいです。名前、生年月日、性別、病歴など。
自分がいなくなった後、今まで支えてくれた存在が苦労しないように。
引き取ってくれる人や、団体を探しておいていただきたいなと思います。
遺言書を作成する場合には、財産分与を引き取り手や団体を指定しなければエンディングノートに法的効力はないので確かに渡せるとは限りません。

便利なエンディングノートですが、遺言書とは異なります。
遺言書さえあればいいだろう、エンディングノートさえあればいいだろう、とはいかないのが煩わしいかと思います。
それでもあなたを支えてくれる大切な相手へ、確かに渡してほしいと思います。

断捨離報告

こんにちは、鱗です。
こうしてお話しつつも、自分の終活もしています。
なので今日は、最近鱗が捨てたものをお話しようかなと。

まずは、アガベシロップと蜂蜜です。
捨てたというよりは、正しくは買い足していない手放したものです。
この時期にミルクティーを作るときに入れていたのですが、いいかなーと思って。
豆乳で作っているので味も濃く、紅茶もしっかりと香るのでおいしくいただいています。

次に醬油さしです。
鱗はミルクティー以外を作らないので、そもそも醤油を持っていません。
ということは、醤油さしは使わないのです。なので捨てました。
お刺身やお寿司を食べるときに刺身醬油が付いていなかったら…悲しいですね。
ちなみに、塩以外の調味料もありません。お料理のさしすせそ…。

こうして、使わないものや持っていても仕方のないもの、やめてみたら以外となくてもいいなと思うものが発見できました。
蜂蜜とアガベシロップ、どっちが痩せる?とか一時期とても考えていましたが、そもそも甘味は他でも摂取しているなと。ミルクティーがおいしければそれでいいのです。
お洋服は魔境なのでまだ手を付けていませんが、そろそろ断捨離したいですよね。

捨てられないもの

こんにちは、鱗です。
この時期になるとミルクパンで豆乳をあたためてミルクティーを作るのですが、今年は沢山の茶葉があるので今日はどれを飲もうかなとたのしく迷っています。
その日によって欲しくなる味が違うので、迷えるのはとてもいいことだと思っています。

さて、断捨離の最中に捨てられないものが出てくると思います。
それは他人からすればどうでもいいような、紙袋だったり、包装紙だったりするかもしれません。ですが、何となく捨てられない、捨てたくない、心配になる、不安になる。
それはそれでいいのです。無理に捨てる必要はありません。
エンディングノートの捨てられないものにそれを書き留めるだけでいいのです。
断捨離は苦しくなるためにすることではありません。不安になるためでもありません。
今はまだ手放せないそのデパートの包装紙も、お菓子が入っていた紙袋も、大切に持っていてください。
ある日ふと捨てるかもしれませんし、捨てないまま他界するかもしれません。
棺に入れてほしいと思ったときにはエンディングノートに書き留めてください。
そうでなければ、あなたの代わりに断捨離してくれますよ。

エンディングノートも断捨離も苦しくなるためにすることではない、ということを忘れないでくださいね。

次への準備

こんにちは、鱗です。
なんやかんやで昨日お年賀を買いに行けました。最近の年賀状はキラキラしていますね。
そうしてあとはお歳暮を選ぶという、とてもたのしく重要なイベントがあります。
小さなお子さんがいるお家だからお酒だけだとお子さんはつまらないだろうなぁとか、最近は食用油の値上がりを聞くからオリーブオイルとかの詰め合わせのほうがいいのかなとか。
今年も一年ありがとうございました、の気持ちを詰め込めるだけ詰め込みたいですね。

さて、エンディングノートですきときらいの輪郭は見えてきたでしょうか。
次は断捨離です。時期的にも大掃除で断捨離に興味を持つ方が増えているかと思います。
服だけではなく、本や食器、スマホのデータ、お片付けをする場所はきりがないですね。
なので、今日はお洋服、今日は本、今日はスマホのデータ、と今日のお片付けスペースを決めて進めていくこともいいのではなかなと思います。
もちろん、机の上、この箪笥の中だけ、などもっと細かく分けてもいいと思います。
片付けを始める、やりきる、片付けられた達成感の3つを大切にしてほしいです。
身軽になったな、と。すっきりしたな、と。義務感ではない断捨離をたのしんでほしいです。

鱗はお洋服の断捨離をやりきった時にとても達成感を得ています。
そして同じ柄で同じサイズの同じ型のお洋服を見つけて今年もやってしまったなと。
次こそは同じ服を買わないぞと、来年の抱負を改めて決める今日この頃です。

通帳記入のお話

こんにちは、鱗です。
最近になってATMで通帳繰越ができることを知りました。
待ち時間で新しく出た切手シートを眺めていたのが嘘のように、さっと出てきました。
切手シートは切手シートでゆっくり選ぶことにします。

さて、世の中ではインターネットバンキングという、ネットですべて管理する銀行もあるようです。お家から出ないで、送金や残高確認ができるのはいいですね。
窓口で通帳を作るかどうか確認されていた頃からさらに進み、店舗をなくし、インターネット専業のネット銀行もあるそうです。
ではその口座を使用している場合、エンディングノートには書く?書かない?という問題。

エンディングノートは誰かが見る、ということを前提にしています。
それが悪用されない、とは言い切れないため「金融機関と問い合わせ方法」を書き残しておいておくことをおすすめしています。
通帳や取引明細書など紙の書類は発行されず、必要な場合はインターネットからダウンロードして印刷して使用してくださいと表示されることもあります。
通帳が発行されないインターネットバンキングだからこその書き残しも、これから先は必要になってきそうですね。

そんなこともあり鱗はまだ通帳を使っています。
窓口へ行く回数は減っても、やっぱりまだ紙でいいかな、と自分の便利さを信じています。
人それぞれ、便利、の基準は異なっていいと思います。

誰のため

こんにちは、鱗です。
ずいぶん冷え込んできましたがいかがお過ごしでしょうか。
鱗は布団から出たくないので、着る毛布が手放せません。
布団から出ないために布団を着る、という発想。とても感謝しています。

さて、本日はそもそも終活とは誰のためにするのか、です。
エンディングノートを書くこと、断捨離をすること、生前に死後の希望を明確にすること。
まずは自分のためです。立つ鳥跡を濁さず、です。
その次に相手のためです。大切な人へ、遺したいものを渡すためです。
自分の死後を考えるなんて詮無い、と思われるかもしれません。
ですがそれでも時間は続き、遺された方は大切な人がいなくなった世界を過ごすのです。
自分のためでもあり、大切な人のための終活でもあります。

エンディングノートには法的効力はありません。
そのため確実に大切な人へ、大切なものを渡すためには遺書を別途残す必要があるということを、終活をしながら学びました。
遺書にしても、自筆証書遺言と公正証書遺言という二種類があり、どちらにもいいところ難儀なところがあるということを学びました。
エンディングノートから終活へと興味が移り、今に至ります。
大切な人へ、確実に渡せるように準備すること。
学校では教えてくれなかったこと。9年では到底時間が足りないこと。
残りの時間の中で、どれだけ思い残すことを減らせるか。

ゆっくりと日々を過ごしながら、鱗は今日も日記を綴るようにエンディングノートを書き直しています。
自分のためと言いつつ、その先には自分の為に大切な人へ、と思っています。