こんにちは、鱗です。
やっと金曜日ですね。
日々を過ごしていると、何気ない言葉が心に引っかかることはありませんか。
悪気のない一言なのに、なぜか胸の奥で長く響いてしまう。
そんなとき、「自分が弱いのかも」と責めてしまう方も多いようです。
けれど、それは心が繊細に世界を受け取っている証なのです。
今日は、そんなあなたに向けて「言葉に傷ついたあと、心をやわらかく守る方法」をお伝えします。
心が反応しすぎてしまうのは、感受性の証です
言葉に強く反応する人ほど「感じ取る力」が豊かな証です。
相手の言葉だけでなく、声のトーンや空気の揺れまで受け取ってしまうのです。
しかし、それは決して欠点ではありません。
その感受性があるからこそ、他人の痛みにも気づける。
つまり、「傷つきやすさ」はやさしさの裏返しでもあるのです。
「相手の言葉=あなたの真実」ではありません
心が疲れているときほど、人の言葉を“すべて正しいもの”として受け取ってしまいがちです。
でも、言葉はその人の価値観や一時的な感情の表れにすぎません。
たとえば、
「もっと頑張ったほうがいい」と言う人がいたとしても、
それはその人が自分に言い聞かせたい言葉かもしれません。
あなたの中に残る言葉は、あなたの真実ではなく、
「誰かの心の影」であることも多いのです。
心のフィルターを“やわらかく”する練習
「何も感じないようにしよう」と思うと、心はどんどん硬くなります。
大切なのは、感じることをやめることではなく、受け流す強さを育てること。
たとえば、こんなイメージをしてみてください。
誰かの言葉が風になって、あなたのまわりを通り抜けていく。
その風は触れるけれど、あなたの中心までは届かない。
心のフィルターを「やわらかい風よけ」として描くことで、
言葉の刃は自然と丸くなっていきます。
自分の声を聞き直す時間を持ちませんか
他人の言葉に飲み込まれそうになったら、
静かな場所で深呼吸をして、自分に問いかけてみてください。
「本当にそうだろうか?」
「わたしはどう感じたのだろう?」
その瞬間、あなたの心は少しずつ“自分の軸”を取り戻します。
他人の声に覆われて見えなくなっていた、あなた自身の想いが浮かび上がってくるでしょう。
やさしさを失わずに生きるために
傷つきやすさを消そうとするのではなく、
そのやわらかさをどう守るかを考えてみてください。
やさしい心は、誰かを照らす光のようなものです。
時には風に揺れても、消えてしまうことはありません。
あなたの感じ取る力は、世界にやさしさを増やしていく力でもあるのです。
心をやわらかく保つという強さ
他人の言葉に敏感であることは、弱さではなく、感性の豊かさ。
そのやわらかい心を守るには、無理に強くなる必要はありません。
風のように受け流しながら、自分の声を信じてみてください。
あなたの心は、少しずつしなやかに育っていくでしょう。
鱗