ポストに届く終活

こんにちは、鱗です。
地域によるのかもしれませんが、市報というか地域誌のようなものがポストに入っていることがあります。ガジュマルの土替えや剪定のときに使えて便利です。

さて、その紙に書かれている記事に気になる見出しがありまして。
どうやら「終活やってますか?」というようなことが書いてありました。
高齢化社会だから、エンディングノートとは、終わりに向けて、とよく見る内容だったのですが、地域でもそういうことに注力するほど重要視されているのだなぁと。
等しく最期の時は来ます。なので記事になるのもわかるのですが、その時を意識して過ごす人はどれだけいるのだろうかとか。終わることを考えて今を生きているのか、とか。

鱗は鱗ですきに終活をしていますが、毎日ではありません。
ガジュマルのことを考えたり、今日は寒いから布団から出たくないなぁとか、そういうことのほうが多いくらいです。
水面に波紋を広げるのは簡単ですが、それを鎮めるのはとても難しいのです。
一番大切なのは、できるときにやる。無理はしない。
終活をして鬱になってしまうなんて、とてもかなしく、苦しいではありませんか。

その記事はガジュマルに見せたくなく、触れさせたくなかったのでどこかにやりました。
そういう日もあります。

また、のはじまり

こんにちは、鱗です。
お呼ばれしてお出掛けしてきたのですが、帰り際に「また」と言ってしまえる時間が過ごせるというのは、とてもいいことだなと思います。
特にエンディングノートを書き換えることはなくとも、いい時間だったなと思えるだけで満たされます。

最近はご挨拶をする機会が増えました。
また、に繋がるかはわかりませんが、とりあえずお話をして少しだけ同じ時間を過ごしてそれぞれの時間に戻っていきます。いつか思い出してくれたら声がかかるでしょう。
エンディングノートに、知人や、葬儀に呼ばなくとも知らせてほしいくらいには親しい相手を書き出して、そこに人が増えることは悲しいことではないと思うのです。
大切なものが増えることは悲しいですか?

終活をしてエンディングノートを見ていると、終わりだけを見てしまいます。
でも終わり方を求めているだけで、今すぐ終われないことのほうがとても多いと思います。
雑だとしても終わらせたくなるかもしれませんが、どうか大切なものは最後まで大切にしてください。

閑話:成長期が終わらない?

こんにちは、鱗です。
紅葉を楽しむ前にクリスマスのイルミネーションが始まり、季節の変化が忙しいですね。
そして寒さも一層厳しくなってきたので、観葉植物の越冬が心配です。

さて、この季節になると赤と緑が鮮やかなポインセチアをよく見ます。
でも意外と彼らは寒さに弱いようで、それではうちにはお迎えできないなぁと。
花言葉は「祝福する」「聖愛」「幸運を祈る」など、クリスマスによく合っていますね。
ポトスさんの花言葉も気になって調べてみたら「永遠の富」「華やかな明るさ」「長い幸」だそうです。
たしかにポトスさんがいるだけで癒されますしね。
ひとり暮らしを始めた頃からずっと一緒にいてくれてありがとう。

ガジュマルさんもまだまだ育ちそうなので、しばらくは他の子はお迎えしない予定です。
寒くても小さな葉っぱが増えているガジュマルさんを見て、もしかして一年中成長期なのかなと思わなくもないです。日中の陽射しがあるうちは日光浴してもらいますが、夏のように日光が当たらないので越冬できるかちょっと心配ではあります。
去年も同じようなことを思っていた気もします。鱗が思うほど、彼らは庇護を求めていないのかもしれないです。そして本当は鱗のほうが彼らに癒されているだけなのです。
とにもかくにも、彼らが居心地よく過ごせるよう、冬の間はお部屋が冷えすぎないように気をつけます。


終活と認知症

こんにちは、鱗です。
昨日、あれからリモコンを探したのですが、まだ見つかりません。
この辺りにあるだろうな、という場所はあるのですが、そこがまたお洋服が積みあがっており探すのか……と。お片付けは一日にしてならず、ですね。
お片付けをするのも、その後を維持するのも、とても大変です。

さて、鱗は「終活アドバイザー」を取得した後に「認知症介助士」も取得しました。
それは終活と認知症がとても密接に結びついていると思ったからです。
認知症になってからの終活よりも、認知症になるかもしれないから終活をする。
そういう理由があってもいいと思います。
病を患ってからでは対応が難しいこともあると思います。通院しながら、書類を集めに区役所へ向かう。その時に頼れる人がいればいいけれど、遠方ですぐに助けてもらうことができなければどうする?
行政書士や弁護士に依頼するにしても何かと費用はかかります。それはその時、支払うことができるのか?

2000万円貯金、という言葉をよく聞きましたが、本当に?と思っています。
何歳まで、どこで、どのように生活しているのか?
2000万円、という言葉だけを信じていませんか?
終活は終わりがありません。なので目安として「2000万円貯金」は具体的な数字でわかりやすく、目標になるのでいいことだと思います。
ただ、その数字だけを信じることは危ないのではないかな、と鱗は思っております。

リモコンが見つからないお話

こんにちは、鱗です。
寒くなってきたのでそろそろエアコンを使おうかなと思ったのですが、リモコンが見つからずに寒いままです。どこにいってしまったのか。
最近は着る毛布以外にも、フリース素材のあたたかいお洋服が増えてありがたいです。
静電気はこわいのですが毎年買い足している気がします。

さて、少し前にお話した断捨離。
捨てた後にも自分は生きているので、お片付けも必要になります。
例えば、鱗が無くしているリモコンのように、他の物に紛れやすい物は特に。
そういう物には「君の帰る場所はここだよ」と置き場所を決めるといいそうですね。
冷凍食品を冷凍庫へ入れるように、ここに置く、と決めてその約束を守ることが大事だと。
そうしておけば、リモコンはなくなりませんし、もしその約束を守れなくなり始めたら自分のことを疑えるようになります。

これから先、忘れることが増えると思います。
覚えていられることにも限界はあります。
もし自分のことが信じられなくなったら、エンディングノートにも書いてみてください。
いつから忘れ始めた?今日は覚えている?
心配が増えた時に、その情報はとても大切なものになります。

継続は力なりというお話

こんにちは、鱗です。
急に冷え込んだのでいろいろと間に合っていません。
コートはもう少し先かな、と思っていたらもうすぐそこまで来ていたのですね。
今年もお風呂が、温度差で痛みを与えてきます。

さて、つらつらと終活について週4回、かわいい植物について週1回。
なんやかんやと書き綴ってそろそろひと月です。
慣れないことだらけでTwitterとInstagramはこちらがお休みのときに。
毎日終わるための活動は詮無いではないですか。
鱗も時々はお外に出ますしね。
いやぁ、船はいい。あの大きな体が海に浮いているのもいい。
帆が張ってあるときには見えづらかった沢山のロープたちも愛おしい。
骨格標本のような、本質のような、あの姿がとてもいい。
また海に行きたいですね。今は息を吸うのも嫌になるほど寒いですが。

エンディングノートをちょっとずつ書きながら、やりたいことが見つかります。
例えば、また海に行きたい、もそうですね。
そうして、来月忘れてもノートを見れば思い出せます。そういえば、と。
継続は力なり、とはいいますが継続するのも力がいります。
いつか忘れたころにエンディングノートを見て、そういえば、と思っていただくのもいいではありませんか。
終わることだけを考えて、終わるためだけのエンディングノートはさみしい。
そこに少しくらい、言えなかったことやできなかったことを書いてもいいではありませんか。

エンディングノートに正しいも間違いもありません。そのノートに法的効力はありません。
思いつめて書いていた最初の頃を、今ではすこし愛おしく思います。
文字が固くて、自分の書いた字とは思えないほどきちんと並んでいます。
最初と書いていたことが変わっていることもたくさんあります。変わらないこともあります。
それでいい、とエンディングノートにだけは言えるようになりたいですね。

3億円お譲りします

こんにちは、鱗です。
最近、3億円お譲りします、というメールが毎日のように届きます。
もちろん一度もお譲りされません。
譲られる理由も相手にも心当たりがないので、期待せずに迷惑メール処理します。

さて、詐欺の手口にもなっている「訪問販売詐欺」のお話。
電話がかかってきます。例えば区役所や警察署、裁判所や弁護士などを名乗ります。
そうして「肩書のある相手」からの「大変な話」を急に聞くと焦りますよね。
でも今から事情を説明しに行く、あるいは解決するために一度お会いしませんかと言われると、ああこの人に頼れば大丈夫だな、と安心しませんか?

この時、ぜひ相手の指定した日時から少なくとも3日以上延期してください。
それでも訪問して助けてくれるという相手は信じられるかもしれません。なので、信用できるご家族もしくはご近所の方でも構いませんので同席してもらって、三者面談にしてください。
相手の都合に合わせる必要はないのです。一度電話を切って、区役所や警察署に電話をかけてきた相手は本当にその課に在籍しているか、先ほど電話をしてきたが内容をもう一度教えてほしいと聞いてみてください。
いくら急いでいるとはいえ、在籍確認をする時間くらいはあるはずです。
もし本当に在籍していたなら、人間違えや番号間違えで電話をしてしまうこともあります。
相手も人間ですから。そこは、人違いです、と本来連絡が行くべき相手へ届けてください。

家に来る、というご自身の領域に踏み入られる恐怖はあると思います。
そんなときこそ、自分だけではなく第三者の同席をおすすめします。
そしてICレコーダーで内容を録音することも忘れずに。