通帳記入のお話

こんにちは、鱗です。
最近になってATMで通帳繰越ができることを知りました。
待ち時間で新しく出た切手シートを眺めていたのが嘘のように、さっと出てきました。
切手シートは切手シートでゆっくり選ぶことにします。

さて、世の中ではインターネットバンキングという、ネットですべて管理する銀行もあるようです。お家から出ないで、送金や残高確認ができるのはいいですね。
窓口で通帳を作るかどうか確認されていた頃からさらに進み、店舗をなくし、インターネット専業のネット銀行もあるそうです。
ではその口座を使用している場合、エンディングノートには書く?書かない?という問題。

エンディングノートは誰かが見る、ということを前提にしています。
それが悪用されない、とは言い切れないため「金融機関と問い合わせ方法」を書き残しておいておくことをおすすめしています。
通帳や取引明細書など紙の書類は発行されず、必要な場合はインターネットからダウンロードして印刷して使用してくださいと表示されることもあります。
通帳が発行されないインターネットバンキングだからこその書き残しも、これから先は必要になってきそうですね。

そんなこともあり鱗はまだ通帳を使っています。
窓口へ行く回数は減っても、やっぱりまだ紙でいいかな、と自分の便利さを信じています。
人それぞれ、便利、の基準は異なっていいと思います。

誰のため

こんにちは、鱗です。
ずいぶん冷え込んできましたがいかがお過ごしでしょうか。
鱗は布団から出たくないので、着る毛布が手放せません。
布団から出ないために布団を着る、という発想。とても感謝しています。

さて、本日はそもそも終活とは誰のためにするのか、です。
エンディングノートを書くこと、断捨離をすること、生前に死後の希望を明確にすること。
まずは自分のためです。立つ鳥跡を濁さず、です。
その次に相手のためです。大切な人へ、遺したいものを渡すためです。
自分の死後を考えるなんて詮無い、と思われるかもしれません。
ですがそれでも時間は続き、遺された方は大切な人がいなくなった世界を過ごすのです。
自分のためでもあり、大切な人のための終活でもあります。

エンディングノートには法的効力はありません。
そのため確実に大切な人へ、大切なものを渡すためには遺書を別途残す必要があるということを、終活をしながら学びました。
遺書にしても、自筆証書遺言と公正証書遺言という二種類があり、どちらにもいいところ難儀なところがあるということを学びました。
エンディングノートから終活へと興味が移り、今に至ります。
大切な人へ、確実に渡せるように準備すること。
学校では教えてくれなかったこと。9年では到底時間が足りないこと。
残りの時間の中で、どれだけ思い残すことを減らせるか。

ゆっくりと日々を過ごしながら、鱗は今日も日記を綴るようにエンディングノートを書き直しています。
自分のためと言いつつ、その先には自分の為に大切な人へ、と思っています。

縁起でもないからやめてくれ

こんにちは、鱗です。
実は終活アドバイザーなのも、認知症介助士なのも隠しています。
どうしても最期、死期などはあまりいいイメージや印象の言葉ではありませんからね。
ですが人とは不思議なもので、お墓参りには行きたくなる。
そこに行けば会えるような、接点を持ち続けていられるような気持ちでいられる。
本当におそれているのは、もう会えないという「接点がなくなること」なのかもしれません。

さて、エンディングノートについて誰かに存在を伝えたいとき。
「もしものことがあったらここにノートがあるからね」と言うと、縁起でもないからやめてくれと。遺影はこれを使ってくれと言うと、縁起でもないからやめてくれと。
話を遮られてしまうことがあるかもしれません。

なので、鱗はエンディングノートはお気に入りのノートをぜひ使っていただきたいのです。
このノートがお気に入りなの、と切り出せば「中身は恥ずかしいからナイショ」と秘密にすることも、「いつもここに置いて書き留めているのよ」と保管場所を伝えることも、少しやわらかくなるかと思います。
素敵なノートでしょ、と自慢することは今までのご自身を自慢することと同じです。
そこにはあなたのことがたくさん書き留められているのです。

エンディングノート、終活という言葉がもう会えなくなることを予感させてしまうことも確かです。
ですのでしっかりと接点を残していただきたいなと思います。
これを読めばいつでも会えるノートにしてください。

エンディングノートの保管場所

こんにちは、鱗です。
自分の好きなものは宝箱の中に大切に飾っておきたい派です。
見せたいけれども、閉じ込めておきたいというか、ないないしたいです。

さて、エンディングノートの管理場所についてなのですが。
日記帳ってみなさんどこにしまっていますか?
机の引き出し?新聞紙の上?本棚?
少なくとも玄関とか、見知らぬ人が入ってきたときにすぐに目に付くところではないと思います。だって日記帳ですもん、玄関ではないですよね。
同じように、エンディングノートも見知らぬ人が入ってきたときにすぐに目に付く所は避けてください。大切な個人情報が詰まっています。

では大事に大事に金庫にしまっておくのがよいかといえばそうではありません。
例えば自宅の金庫でも鍵が見つかるまではエンディングノートは誰の目にも触れることはなく、銀行などの貸金庫になるとそれ以上に解錠に手続きなどの時間がかかります。
日記帳のように、自分が忘れずに手に取れる場所を選んでください。
そしてご家族や、親しい人にはその場所を伝えておいてください。
せっかくエンディングノートに書いた理想の葬儀が、まるで伝わらないのはさみしいではありませんか。
自分の理想と、相手の未練が残らないように。
特に葬儀の取り仕切りを任せようと思える方がいる際には、エンディングノートの存在は伝えてくださいね。

鱗は見せたいけれどもひとりじめしておきたいので、どこにしようか迷います。
でもそうして迷って日記帳の中に紛れ込んでしまいそうです。気をつけます。

見落としやすい通信販売

こんにちは、鱗です。
答えのないことや、考えても詮無いことを考えます。
それは鱗の性格だと、書き留めております。

エンディングノートにはご自身のお名前から始まり、生年月日、住所などを書き留めていただいているかと思います。
それは終活だけではなく、認知症になったときにも役に立つからです。
例えばご自身の経歴を思い出せなくなった時に、エンディングノートに書き留めてあれば思い出せなくても調べることができます。
親しい人の名前を書き留めておくことで、葬儀の知らせを送ることができます。
これから会っておきたいと思う相手を書いておくのもすてきですね。
終活、とは言いますが終わるだけの時間ではありません。
たのしみや、すきを見つける時間でもあるのです。

ひとつ、ぜひエンディングノートに加えていただきたいことがあります。
それは、よく使っているネット通販のサイト名です。
アカウント削除や解約が必要になった時、ひとつずつ忘れずに。
最近よくあるのは、このサイトを経由してお買い物をすればポイントアップ、というお買い物です。経由したサイトにもアカウント情報があるかもしれませんのでご注意ください。

通販によくお世話になる鱗は、少しずつ使うサイトを減らしています。
ポイントの為にお買い物をしているのか、お買い物のついでにポイントがもらえるのか。
便利に使えるようになりたいです。

終わらないお洋服の入れ替え

こんにちは、鱗です。
最近ずいぶん冷え込んできましたね、あたたかい飲み物が手放せません。
レモネードも緑茶もココアも、おいしいですね。

お洋服の入れ替えに合わせて断捨離をする方も多いかと思います。
もう着ないだろうと手放したお洋服に似たものを、翌年買っていませんか?
ではエンディングノートに書いてみましょう。
何色のどんなお洋服を手放したか、もう一度買ったか。
すき、の輪郭がはっきりすることもエンディングノートのいいところです。

今年の服は今年限り、来年のお洋服は来年決める、というのもいいですね。
棺に入れたいお洋服に出会えたら、ぜひ書き留めて伝えてください。
以前にもお話した通りエンディングノートには法的効力はありませんが、ご自身のことを伝えるという大切なノートです。
誰かに渡したいお洋服があれば、それを伝えるためにも使えます。

鱗はまだお洋服の入れ替えが終わらないです。
見えない輪郭をまだ探しています。

辿り着くまでお待ちください

こんにちは、鱗です。
神社仏閣を参拝するときには、そこの手水所や池が気になります。
特に池はいつまでも見ていたくなるくらい好きです。
そこにいる鯉たちが近づいてきてくれるととても満たされます。

さて、エンディングノートを書き始めてご自身の幼少期から辿り始めたかと思います。
好きなことや苦手なことを思い返して、あの時の体験ですきになった、苦手になったということがありますよね。
でも理想の葬儀、についてはまだお待ちください。
葬儀は最期、言ってしまえば自分の死後に行われるのです。
ゆっくりと、学生時代、学生から社会人、それから今に至るまでを辿ってみてください。
鱗は小学校、中学校の記憶はほぼありません。同級生の名前を憶えていません。
何となく思い出せても顔を思い出せません。
その後の高校はなんとなく、それでも思い出したくないことのほうが多いくらいです。
ね、終活は就活と同じくらいとても時間も気力も使うものなのです。

どうか無理に傷口を抉ることだけはしないでください。
今日はつらいなと思ったら、一度ノートを閉じて深呼吸をしてください。
お天気の良い日はお散歩へ行くのもいいですし、お昼寝もいいですね。
時間がないと急く気持ちもわかりますが、辿らなければ行きつけないものもあります。
涙で文字が歪むエンディングノートはつらいだけです。

秋だ、紅葉だと数週間前に聞いたかと思いましたが、急に冷え込みましたね。
風邪にはお気を付けください。

してほしい、は、してほしくない、というお話

こんにちは、鱗です。
最近は初めての体験が多くて、何だかんだと色々動き回っておりました。
そんな中で再確認したのは、立食が苦手だということです。
商店街で食べ歩き、歩行者天国で食べ歩きは特に苦手です。
飲み物がなんとかという不器用です。

さて、エンディングノートとにしたいノートは見つかりましたか?
今すぐ見つけられなくても、一週間後に見つかるかもしれません。
書き留める内容を知っておけば、あとは書くだけですからね。
どうか苦痛な時間になりませんように。

エンディングノートに記載する内容として、ご自身のお名前住所生年月日、など。
自分自身のことを書き綴ることになります。
遺された方へ伝える意味合いもあるため愚痴や遺恨に繋がることは書かないほうがよい、と。
教わりましたがそうなのかなぁ、と鱗は想います。

感謝を伝えることはとても大切です。それと同じくらい、苦手なことや嫌なことも伝えなければ、よかれと思って相手がしたことがつらいと感じることになります。
先の話に戻りますが、鱗は立食が苦手なので食べ歩きに誘われると躊躇います。
自分の葬儀はゆっくりと座って、静かな時間を過ごすだけでもいいなと思っています。
こうしてほしいな、というのは同時に、こうしてほしくはないな、ということを伝えているのです。

何度でも自由に書き直せるのはエンディングノートのよいところです。
自分のすきなことや、苦手なことをすぐに言えますか?

エンディングノートとはなんぞや

こんにちは、鱗です。
いいなぁと思ったノートはすぐにお迎えしてしまって、ノートだらけです。
来年のスケジュール帳もひとめぼれでお迎えしました。
今のご時世、タスク管理、なんてハイカラな言葉や便利なアプリで溢れていますが、手書きがやめられません。

さて、本日は「エンディングノート」というものについてです。
よく聞くようになったエンディングノートという言葉ですが、どんな印象がありますか。
鱗は終活アドバイザーになるまでは、規定のノートがある、と思っていました。

ありません。
そもそも、昨日少しお話しましたがエンディングノートに法的効果はありません。
なので、規定や規約、こう書かなければならない、なんて約束事はないのです。

最近知ったのですが、お薬手帳も薬局でもらうもの以外にも市販で買えるそうですね。
柄や紙質、内容を書くスペース、文字の色、少し探しただけでたくさんの種類がありました。

エンディングノートもおなじです。
「エンディングノート」という名称で売られているものもありますが、鱗はおすすめしたくはありません。
せっかくの大切なエンディングノートなのです。
自分の気に入ったノートに綴るほうが気持ちもいいではありませんか。
たのしいことばかりを書くわけでもなく、つらいことを思い出して辿ることもあります。
そんな傷口を抉るようなときに、少しでもノートに触れていたいと思えるように。

終活の最初の一歩は、おすきなノートを見つける、から始めてみてはいかがでしょうか。

終活のすゝめ

こんにちは、鱗です。

この深海庭園に辿り着いた方は、少なからず「終活」というものに、興味があるのだと思います。

そこで、終活アドバイザー/認知症介助士として、終活のすゝめを綴りたいと思います。

もちろんお伝えした方法が必ずしも正しいとは限りません。人それぞれ、正しい、よい、と感じる基準は異なります。

しかし、お伝えしたしたことが少しでもお役に立てますと、それはとてもうれしいなと思います。

義務教育として、小学校から中学校卒業まで6年間もかけて社会に出る準備や心構えを整えますが、終活はどうでしょうか。

6年どころか、いつどうなるかわからない世の中だからと、先延ばしにしていませんか?

いつどうなるかわからないからこそ、逝く人も遺る人も未練が減りますようにと、思い立ったのが終活アドバイザーの始まりでした。

そうして、終活を考える方は本人だけではなく、そのご家族もかと思います。

特に認知症は今後もっと増えると予想されていますので、ぜひこれを期にご家族の方もご理解をしていただければ幸いです。