お薬手帳から始める終末期の医療

こんにちは、鱗です。
先日、薬局に行ったときにお薬手帳が追加されました。
新しいお薬手帳はまた微妙にデザインが変わっており、一番最初のとてもシンプルなものがしっくりくるなぁと思いながら帰宅しました。

さて、自分のお薬手帳の数を数えつつ、内容の移り変わりを時々見返しています。
そうすると、あぁこの時よりは症状が落ち着いたなとか、この時期になるとこの薬が増えるなと、なんとなく自分の身体をまた一つ知ることができます。
そうしたときに、終末期の医療を考えて「尊厳死宣言公正証書」を残しておこうかなぁと思う今日この頃です。
これは自分で書くこともできますし、公証役場や行政書士などの専門家に依頼する方法があります。

終末期の医療となると、痛みや苦しさを伴うことが多いです。
そして、医療費についても考えることになります。
曾祖母のお見舞いに行ったとき、看護師さんから「お食事もうやめます?もう食べられないようですし、お金もかかりますよ」と言われたことはずっと忘れられません。
看取ってくれる家族から切り出すには言いづらい終末期の医療について、自分は延命を望むのかそれとも尊厳死を望むのか。
尊厳死宣言公正証書まではいかずとも、エンディングノートに一言あれば、その意思を尊重できると思います。
ぜひ「尊厳死宣言公正証書」のことを覚えておいてください。